耳硬化症の治療ブログ

耳硬化症の診断・アブミ骨手術・手術後の状況に関する記録ブログです。

聴力テスト

 朝方、近所の病院(大阪市内)にて聴力テスト。日頃の聴力改善の実感と違わぬ結果に満足する。聴力テストの結果のグラフを見ながら、コーヒー屋でニヤニヤするのであった(他の人から見れば怪しい姿ではある)。470点=1410円。

 手術から5週間、退院から4週間を経た現時点での状況は以下の通り。

a) 聞こえ:生活の中での聴力の改善はあきらか。手術前は到底聞き取ることができなかった者の声も良く聞こえるし、会議での苦労もなくなった。当初、低音を中心に聞こえすぎていたことによる騒音状態も1ヶ月を経てほぼ解消。もっとも、耳(というか脳ミソ)が慣れていく過程で、「聞こえが悪くなったのではないか?」と思うことが何度かあり、その度に朝のテレビニュースの特定のアナウンサーの声をボリューム5や6で聞き取れることを確認。一人安心するのであった。あと、耳穴に詰めていたガーゼを取り除いた日(5/1)、世の中の音が劇的に聞こえるようになった涙の感動はもう体験できないのだな。ちょっと寂しい。

b) 耳鳴り:手術前と同様に聞こえる。基本的に右耳。高音が主体で、中音+低音が少々。手術前に「手術しても耳鳴りの解消は困難」と言われていたこともあり、まぁ、致し方ない。

c) めまい:基本的にはなし。やや長時間(といっても30分ほど)の歩行時に若干のゆらゆらが数回あったが、めまいなのか立ちくらみなのか区別は困難。最近はない。
d) 味覚:最悪期は脱したものの、舌の右側の味覚が今でもおかしい。若干の苦甘感がある。

e) 痛み:ふとした拍子に若干の痛みを感じることもあるが、当初よりも減少。そういえば、お酒を飲んでも痛まんのぉ。

f) その他:嚥下時に「ボツっ」という音がするのは相変わらず。医者から指示されている飛行機・プール禁止は遵守。また、当方の判断として、風呂・サウナ・ランニングも避けている。トイレや掃除の際は、下手に力が入らないように注意。風がある際の外出時には耳に綿を詰めている。

 ...以上のような状況ではあるが、聴力の回復具合や耳鳴り・めまいなどは、個人的な感覚に頼らざるを得ず、この辺、個人個人で差が大きかろう。現状について当方は非常に満足しているが、人によっては絶望することもあるのだろうなぁ。

f:id:suwamino:20200801032159j:plain

×:左耳の気導聴力、:右耳の気導聴力
 ]:左耳の骨導聴力、 :右耳の骨導聴力
平均聴力レベル(4分法) 左:40.0dB、右:17.5dB