耳硬化症の治療ブログ

耳硬化症の診断・アブミ骨手術・手術後の状況に関する記録ブログです。

入院4日目(手術後1日目)

 朝6時過ぎに起床。昨晩、ほとんど眠れなかったため、朦朧としてしまう。朝、血栓防止マッサージ機を外してもらう。血圧123-78、体温36.9度。

 朝食は流動食。重湯は残して、自分で用意していたおにぎりを少々かじる。咀嚼するだけで耳に負担がかかるため、弱々しく口を動かすのみ。起きあがったり、寝ころんだりする際は、耳への負担を減らすため、ゆっくりとした動作でじわじわと動く。手術用の服から普通の服に着替える時も注意深くゆっくりと手足を動かす。

 午前中、耳に詰めたガーゼを交換。出血少々。その後、抗生剤(フルマリン)とステロイド(プレドニン)の点滴。動けないので、ベッドで居眠りと本読み。耳の奥で鈍痛。

 昼食のお粥はほぼ全部食べられる。味覚は正常。

 15時、耳に詰めたガーゼを交換。出血は止まる。頭を動かすとゆらゆらと地面が揺れるので、診察室まで歩いていく自信がなく、車いすで往復。ネットを見ると、耳硬化症の日帰り手術とか1泊手術をやっている医院があるが、診察室まで歩いて行けなかった当方からすると、全く理解できない。どんなに短くても、手術前日、手術当日、手術後3〜4日、合計5〜6日は入院が必要なのでは?。
 夕方、点滴2本。その間、医師から手術について説明がある。今回は、アブミ骨筋を保存するため、アブミ骨の根本のみを除去してピストンを付けたとのこと(このため、アブミ骨の贈呈はなし)。音量調節にメリットがあるとのことだが、この術式はアブミ骨の形状により可否が決まるとのことで、まだ5〜6例ほどしか事例がないそうだ。勉強になる。
 18時、お粥の夕食。21時、就寝。